偏差値28が少年院の現状を読み解く
こんばんわたーちです。
今回は以前の日記
ケーキを分けてくださいの中で紹介した本
宮口幸治さんの『ケーキの切れない非行少年たち』の内容を少し掘り下げたものになっています。
https://hitako777.hatenadiary.jp/entry/2020/02/24/204841
前回は触り程度でしか書いてなかったのですが、今日もう一度読んでみてやっぱりとても興味深かったので、少しだけ印象的な部分をより詳しく書こうと思いました。
また例に挙げている部分などは本とは異なる箇所が多くあると思うのでその点ご了承ください。
またどうしても僕視点での意見などが入ってしまってますので、その点もよろしくお願いします。
あと大前提として僕の高校の頃の国語の偏差値は28です。笑笑
頑張って書いてみますので是非意見などお待ちしています。
前々回の日記に書きましたが、内容は少年院に入っている少年達に円を三等分してくださいという問題を出したところ、ぐちゃぐちゃな3等分ではない3分割ができてしまったという結果から、犯した罪を反省する以前の問題ではないのか。というところから話は始まります。
事実少年院には軽度の知的障害を持っている子が複数人いることが発覚します。
少年院では刑務所同様、犯した罪を長期間に渡り反省するために入るところではありますが、
彼らにとって少年院は、なに不自由ない楽しいところとして認識されていることに誰も気づくことができてなかったのです。
少年たちに、あなたは自分のことをどう思っている?と聞くと、返ってくる言葉は大抵「いい子だと思います」なのです。
そこであなたは人を殺しているけど、それでもいい子なの?と質問を変えてみると「それはいい子じゃないです」と返ってきます。
それは彼らはものごとの後先を考える力が全くなく、その場その場での対応をすることしか出来ないことを意味しました。
ただ軽度の知的障害というのは非行に及ぶまでに発覚することが少ないそうです。
そのため普通の一人の正常な少年の犯罪として判断され、少年院では反省を強いられる毎日を送ることになってしまうみたいです。
少年に今から3日間で10万円持ってきてください。どうしますか?と聞くと、少年はたんたんと答えました。
働く、人に借りる、強盗する
少年にとって働くことと強盗は同じ稼ぐ手段になってしまっていました。
どうでしょうか。私はこの箇所を読んでみて少し同情ではないですが、やるせない想いになりました。
もちろん非行はあってはならないことですし、罰せられる事も当然だとは思います。
被害者の方の気持ちも考えられない位辛いものだと思います。
しかし、この少年達も今後同様にすごく辛い思いをし始めます。
というのも彼らは先ほども言ったように後先考える力がないため人を殺してしまいますが、そんな彼らにも毎日面会に来てくれる家族のありがたみや被害者の気持ちに立てるようになるときが必ず訪れるんです。
その時に初めてしてしまったことを悔い改めます。
してしまったことは取り返しはつきませんし、時間も戻す事はできません。
ただそれが起きてしまう前に、予防することが今の教育で一番課題としてあげられるのではないでしょうか。
勉強ももちろん教育です。
しかしそれよりも相手の気持ちを考える、自分の思いを伝える、コミュニケーションをとる。
私たちは生活をする上でこれらを当たり前のように習得しますが、もちろん習得できない子もいます。
これを授業を通して教える社会的教育こそが今の現代の中で一番注視されるべき分野ではないのでしょうか。
と偏差値28は思いました。
わかんないですが大体そのようなことが本に書いてあったと思います。
これ書くのに2時間かかりました。
まさか27歳にして読者感想文かくとは思いませんでした。
反動で明日は多分めっちゃ短い日記になると思います。笑
今日取り上げた本がみなさんがこの記事を読んで少しでも興味を持ってくれてたら嬉しいです。
それではまたあした!
(*☻-☻*)