あの日見た花屋の名前を僕は覚えてない
こんばんわたーちです!
これは水曜日の朝のこと
僕は最近コロナウイルスなどの事情から会社へは父と職場が近いこともあり、父の運転で後部座席で寝て優雅に車で出社しています。
千と千尋の神隠しの導入画面で千尋が後部座席で花束持って寝てるあの格好と全く一緒です。
まあそんな感じで昨日も優雅に朝7時に家を出て後部座席で寝てました。
会社までは2時間ほどかかるので、父は必ず2回ほど駐車してコンビニや公衆トイレに駆け込みます。
その間も僕は後部座席でねてます。
ただ昨日の朝は違いました。
僕も珍しく尿意を催したので、父がいつもどおり公衆トイレに行ってる間に、僕も靴を履いてトイレに向かいました。
用を足した後の父とすれ違いざまに、おれもトイレしてくるわ。とだけ声をかけました。父は返事なく急ぎ目に車に戻っていきました。
その後、用を済ませ車にもどったのですが、そこに車はありませんでした。
ん?車がねえ。
寝ぼけてたのでそれくらいしか思いませんでしたが携帯も財布も上着も全部車です。
さむ、、少し目が覚めはじめてからめちゃくちゃ寒いことに気がつきました。
不運なことに見渡してもまだ開いてない花屋しかありませんでした。
このまま父が戻ってくるのを待つべきか。それとも少し移動してどっかで電話借りるべきか。
とりあえず寒すぎたので花屋に行ってみることに。
少しだけドアの隙間が空いていたので、すいませーん。少しだけ電話貸していただけないでしょうか、、
電話?どうして?
中からおじさんが出てきてくれました。
あのー、、父に置いてかれてしまって迷子になってしまったんです。
頭が回ってなさすぎて自分を迷子として説明してました。
迷子?君が?、、、
おっしゃる通りです。
アラサーが朝8時前にセーター1枚で迷子宣言してきたらその反応になります。
あーそういやそこに車とまってたわ!
あれ君のか!
そうなんです、、
話を理解してくれたおじさんは、おもむろにポッケから携帯電話を取り出し貸してくださいました。
電話をかけようとしたその時、
遠くから
「おーーーーーい!!!こっちこっち!!ごめーーーん!!!」
とおくから父が手を振りながら走ってきました。
あそこまで恥ずかしい経験は今後一生しないと思います。
あと花屋のおじさん本当にありがとうございました。🌺